求肥に包まれる
もぎゅ、もぎゅもぎゅ
シンプルな甘い夢を見る
Sleeep.
20120513
20111001
20110919
■夜明け
するすると日が昇って、
わたしは仰向けのまま落ちていく。
鳥がたくさん飛んでる。
上にも、下にも。
アクリルみたいな濁った雨よりも早く下へ、下へ。
にせものの涙は上に、上に。
鳥たちは全てをうまく避けて、
わたしと一緒に落ちていく。
地図がないから、地面はこない。
誰も知らない。
だから、何も怖くない。
わたしは仰向けのまま落ちていく。
鳥がたくさん飛んでる。
上にも、下にも。
アクリルみたいな濁った雨よりも早く下へ、下へ。
にせものの涙は上に、上に。
鳥たちは全てをうまく避けて、
わたしと一緒に落ちていく。
地図がないから、地面はこない。
誰も知らない。
だから、何も怖くない。
20110825
20110809
□ひこうき
君と2人、屋上で、抜けるような青い色を見ていた。
少し早いセミの声と、先生の授業をする声が遠く聞こえる。
さっき配られたばかりのプリントで、紙ひこうきを作る。
君のはどこまでも行くのに、僕のはすぐに落ちてしまった。
「へたくそ」
わかってる。
僕の作りかけのひこうきを奪って笑う。
そっと、2人のひこうきを重ねて、胸から外したばかりのスカーフで包む。
「合体」
少しいやらしいことを考えてしまった。不覚。
「あ、今、変なこと考えたでしょ」
違う、と答える前に、
君は空へ飛んだ。
少し早いセミの声と、先生の授業をする声が遠く聞こえる。
さっき配られたばかりのプリントで、紙ひこうきを作る。
君のはどこまでも行くのに、僕のはすぐに落ちてしまった。
「へたくそ」
わかってる。
僕の作りかけのひこうきを奪って笑う。
そっと、2人のひこうきを重ねて、胸から外したばかりのスカーフで包む。
「合体」
少しいやらしいことを考えてしまった。不覚。
「あ、今、変なこと考えたでしょ」
違う、と答える前に、
君は空へ飛んだ。
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