20110715

■たーくん

懐かしい友達が
当時のマンガのエンディングテーマを歌っていた。
次に必ず流れる、CMソングまでを完璧に。
楽しそうに笑う彼は当時のままで、
私は喉が渇いて、
引きつったようにしか笑えなくなっていた。

彼の短い生涯の
誰も知らない大きな秘密は
忘れる一歩手前で、私が抱えていよう。

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